2026年8月1日

論文紹介12 〜機械的刺激による双方向の結晶構造転移〜

投稿者: Haruki

 修士課程1年生、山根君の論文が、New Journal of Chemistry誌に掲載されました。本研究は、東北大学の岡先生の研究グループおよびCROSS中性子科学センターの石川先生との共同研究です。
 本論文では、当研究室が得意とするCdS光触媒の結晶構造制御に着目し、自動乳鉢による機械的刺激が結晶構造に与える影響を検討しました。その結果、低温安定相であるzincblende構造から高温安定相であるwurtzite構造への転移だけでなく、同じ機械的刺激によって、その逆方向の転移も誘起できることを明らかにしました。現時点では、この結晶構造転移を光触媒活性の向上に結び付けるには至っていませんが、今後は本現象を活用した新たな材料設計・開発へ展開していく予定です!